媚薬の効果を左右するのは成分です。
性欲向上に期待できる成分が入っていなければ、エッチな気持ちが増大することはありません。
もしムラムラしたとしたら、それはプラシーボ効果です。
本来は薬としての効果を持たない物質によって得られる効果のこと。思い込みなのに本当に効果がおこる人体の不思議。
この記事では、どの材料や成分がより媚薬としての効果を高めるのかを成分ごとに検証していきます。
媚薬を選ぶときの参考にしてくださいね。
生欲を向上したり生衝動を促す体内の媚薬、性ホルモン
体内にはいくつかのホルモンがありますが、じつは性的衝動だったり性欲向上に直結するホルモンが存在します。
つまりこれらの分泌を促すことでも催淫作用を期待できるのです。
まずはじめに、身体のなかにある性ホルモンについて解説します。
オキシトシン
幸せホルモン、恋愛ホルモン、愛情ホルモンなどとも呼ばれるオキシトシンは、人とや動物とスキンシップで分泌しやすくなると言われています。
オキシトシンが分泌されると、
- 幸せな気分になる
- 不安や恐怖心の軽減
- 絆を深めたいという想いが高まる
などの効果があると言われていて多くの媚薬に配合されていますが、いわゆる惚れ薬のようなタイプにも使われています。
リラックスできて幸せな気分になれば身体も敏感になりやすく、媚薬にもぴったりな成分といえるでしょう。
テストステロン
アストロゲン(男性ホルモン)のなかの一つである性ホルモン「テストステロン」は生殖機能に直結し精子の生成や性欲のコントロールをしているホルモンなので、分泌が少なくなると精力の低下につながります。
精力が落ちている人がテストステロンを増やすと精力が増大する可能性があるので、精力剤や強壮剤などに幅広く使われています。
生欲や性衝動などもテストステロンの作用によるものです。
テストステロンは男性ホルモンなので男性に多く存在しますが、女性の体内にもわずかながら存在し性欲の向上などが認められているので、男性用、女性用ともにテストステロンに働きかける成分が含まれている媚薬が多くあります。
食事(タンパク質)や運動、性的な刺激などで分泌が促されます。
エストロゲン
エストロゲンは「卵胞ホルモン」や「女性ホルモン」と呼ばれています。
エストロゲンがピークになると女性が発情すると言われていて、分泌されることで肌が綺麗になったりと嬉しい効果もあります。
セックスをすると女性は綺麗になると言われることもありますが、これはセックスをすることでエストロゲンが分泌された効果である可能性が高いです。
多くの媚薬に配合されている効果的とされている材料・成分
媚薬に配合されている成分は自然から抽出されているものが多く、医学的に効果を証明されているものだったり現地の民間療法で使われている成分だったりとさまざまです。
媚薬によく使われている成分を紹介します。
イランイランの効果効能
イランイランはフィリピン諸島が原産地の高木で、ピンク、黄色、白の花が咲きます。
高木とは高さ5m以上の以上の木本植物のこと。
古代より女性が男性を誘惑する香りの花と言われてて、クレオパトラも愛用していた花だとの伝承も残っているようです。
また、インドネシアではその催淫作用を利用して、新婚夫婦のベッドにイランイランを飾るのが風習とのこと。
抽出されたイランイランオイルには
- 女性ホルモンのバランスを整える
- 子宮の強壮
- 性的障害の改善
- 催淫作用
などの効能があるといわれ、性に関係ない部分でも、
- ストレスを和らげたり
- 不安や怒りを抑えて緊張感を和らげたり
- 興奮をおさめたり
- 熟睡しやすくなったり
などの効果があるといわれている成分です。
イランイランの分子構造は精力を増強させるホルモン、テストステロンに似ていて、近い働きに期待できるようです。
イランイランは媚薬を始め香水やボディーソープなど、数々の製品に使われている人気の成分。
どちらかというと女性用の製品に多く使われていますが、じっさいはED改善の効果もあると言われていたりと万能に使われている成分です。
サンダルウッドの効果効能
サンダルウッドは樹高12m以上に成長し、ピンクの花が咲きます。
木の中心部から水蒸気蒸留法で抽出され、アロマオイルとしてアロマテラピーや瞑想などにも使われている成分です。
男性の汗に含まれる媚薬成分に似た成分、アンドロスタノールに似た物質が含まれているので催淫効果があると言われています。
最近発見された人間や動物の汗などに微量含まれる最強のフェロモン。数多くの学者や研究者から注目を浴びている。
また、サンダルウッドの甘い香りは女性ホルモンを活性化するエストロゲンの分泌を促進させると言われているので、欲求が高まることに期待できます。
マカの効果効能
南米ペルーに植生するマカは、2008年に発表された研究で性的欲求を高める働きを持つ可能性が示唆されたのこと。
男性の精力をつける成分として有名なマカですが、じっさいに性欲を高める効果が発見されています。
マカに含まれるアルギニンを摂取することで、性別に関係なく性欲を高めるホルモン、テストステロン値が上昇します。
トンカットアリの効果効能
トンカットアリはマレーシアなどの熱帯雨林に自生する植物です。
トンカットアリは葉や幹、根に特有の苦味を持ち、この苦味成分に様々な効果があります。
昔から男性向けの強壮薬として利用されていていましたが、男女のホルモンバランスを整えたりという効果もあり。
トンカットアリを摂取すると男性ホルモンであるテストステロンの分泌を促します。
テストテロンは性的興奮を促す作用がありますが、女性にもいちぶ有効とされているので、配合されている媚薬も数多いです。
ムイラプアマの効果効能
ムイラプアマはアマゾン熱帯雨林などに生える低木で、性機能を増強する木として有名です。
神経系統を刺激し、性衝動を高める効果に期待できます。
ほかにも胃腸や生殖器の不調やリューマチにも作用し、さらに精神的ストレスやトラウマにも効果があり。
強力な性的興奮剤として高く評価されていて性衝動を高める効果があることから、数多くの媚薬に配合されている成分です。
カツアバの効果効能
カツアバはアマゾン川流域などで自生している生命力の強い小木です。
血液の循環を改善する効果に期待できるので勃起力アップや勃起時間の持続に加え、性的欲求を高め男性能力強化に効果を発揮すると言われています。
ブラジルでは古くからカツアバの催淫作用を使っていたようで、現在でも媚薬や精力サプリ、強壮剤などに多く使われています。
ガラナの効果効能
ガラナは中南米アマゾン地域が原産の植物です。
古来よりブラジルではガラナの種を不老長寿の飛躍とされていたそうです。
ガラナにはグァラニンという成分が含まれていて、このグァラニンが
- 強壮剤
- 催淫剤
としての効果にくわえ
リウマチや下痢、利尿作用などがあるといわれ、ブラジルの伝統的な民間療法で使われています。
ガラナはエナジードリンクなどにも使われていて身体を元気にする成分として有名ですが、じつは催淫効果にも期待できるので媚薬にも多く用いられています。
ヨヒンベの効果効能
ヨヒンベは西アフリカ原産の植物です。
現地では精力の樹とも呼ばれ、古くから民間療法で使われていて、熱、咳などの症状から麻酔の薬、さらには催淫剤として使われてきました。
科学的な研究もされていて、ヨヒンベの樹脂が性的機能不全に効果をもつことがわかり、精力剤から医薬品にまで幅広く使われています。
ヨヒンベの特徴である興奮状態を持続させる効能は、男性だけでなく女性にも効果が認められているのも特徴です。
「ヨヒンビン」という以前は勃起機能改善薬に使われていて、催淫剤としての効果もあると言われている成分があるのですが、ヨヒンビンはこのヨヒンベから発見された物質です。
オシャクジダケの効果効能
オシャクジダケは他の植物の栄養を吸収して育つ寄生植物でゴビ砂漠などに生えていて、昔から漢方成分として中国で使われてきました。
今から2000年以上前の三国時代の記録でその存在が記されているとか。
滋養強壮効果があるとされED治療に使われるなど、東洋医学では精力の源とされています。
また血行促進の効果があることから媚薬にも用いられています。
一部の媚薬に配合されていることもある材料・成分
大豆イソフラボン
女性ホルモンに似た働きをすると言われている大豆イソフラボンですが、お肌への効果などを期待できます。
性欲的な効果は見つけられなかったのですが、いちぶの媚薬に配合されています。
カンカ
中国やタクマラカン砂漠に生息する寄生植物で、カンカニクジュヨウというのが正式名称です。
カンカは昔から健康長寿に良いとされて食べられてきた植物です。
血管を広げる作用があるので、勃起サポートや身体を敏感にしてくれる効果に期待できることから媚薬に含まれていることがあります。
朝鮮人参
研究機関でも精力増強や勃起力の向上に効能があると証明されている植物です。
最近では日本の福島、長野、島根などでも栽培されている6大栄養素のバランスが良い野菜。
精力剤や強壮剤、媚薬などにも使われています。
アンジェリカ
ヨーロッパ原産の多年草で、ハーブの一種です。
独特の香りに催淫効果があると言われていて、キリスト教ではなんとあの大天使ミカエルが使ったとか使わなかったとかの逸話が残っているようです。
香水などにも使われていることがあります。
アルギニン
アルギニンは代謝を活性化して、エネルギーの産生を高めたり、成長ホルモンの分泌を促して筋肉を強化する効果に期待できます。
エナジードリンクや精力剤や強壮剤に使われていることが多く、媚薬にも配合されていることがあります。
カカオ
チョコレートの原材料として有名なカカオですが、チョコ自体が昔は媚薬として扱われていました。
チョコに含まれるフェネチアミンという成分は「恋愛化学物質」と呼ばれるもので、性的に刺激された時に脳内で分泌される効果があります。
カカオ自体はいまでも媚薬に配合されていることがあります。
カンフル
クスノキから抽出された成分。
防腐効果やリラックス効果などがあるが、じつは中枢神経興奮作用、局所刺激作用がありクリームタイプの媚薬に多く使われている。
かんたんにいうと、局部をこすることで中枢神経を刺激し興奮する作用がある。
嘘?ホント?媚薬と言われていた怪しい材料・成分
イモリ
イモリは古来より惚れ薬などの原材料として使われていたようです。
なかでもイモリの黒焼きは媚薬として有名で、食べるのではなく粉末にして相手に振りかけて使うのだそう。
イモリの性フェロモンについての研究は進められているようだが、いまのところ媚薬効果が認められたという話は見つけられない。
チョコレート
チョコレートにはフェニルエチルアミンという成分が含まれていて、「恋愛ホルモン」と呼ばれています。
恋愛の初期段階においてドーパミンを放出させる神経伝達物質のため、媚薬的な使い方をされていたようです。
一説によるとバレンタインにチョコを渡すのも媚薬効果があるからとか。
とはいえ、日常的に食べているものなのでそこまでの媚薬効果はないと推測されます。
媚薬に配合されている成分で効果が高いのはどれ?
じつは媚薬は成分ももちろんですが、その配合量で効果はぜんぜん変わってきます。
なのでメーカーごとにいくつかの成分を配合して、量を微調整しながらいちばん効果的なところで製品化をしています。
なのでよく効くといわれる媚薬は、〇〇の成分が入っているからというより配合量が効果的という可能性が高いです。
このあたりは使ってみないと分からないので、効果の高さを求めるなら評判が良い媚薬を使ってみると良いですよ。
媚薬に配合されている成分のまとめ
媚薬の効果を追い求めるなら、成分のチェックはかかせまん。
催淫効果が高いと言われている成分が配合されている媚薬を選ぶようにしましょう。