媚薬は古代から存在していて、古くは紀元前から使われていたとされています。
- 大昔の媚薬ってどれだけすさまじい催淫効果があるんだろう?
- 意中の相手を操れるほど強力な媚薬は存在したのかな?
そんな疑問を解決するために、古くから使われている媚薬をまとめたので興味がある方はぜひご覧ください。
媚薬の歴史は古代からだった!?昔から使われている成分
紀元前2000年頃から媚薬や精力剤として使われていたカカオ(チョコレート)
媚薬の歴史は古く、紀元前2000年頃の中米、古代メソアメリカでは人類が初めてカカオを栽培したとされています。
カカオは希少で栄養価が高いことから神秘的な食べのもとして重宝されて、神へのささげものや宗教儀式にも使われていたようです。
それからしだいにカカオの栄養価に注目が集まり、マヤ・アステカ文明の王族や戦士の間で精力剤や媚薬として広まったとのこと。
当時は砂糖がないので、カカオをすりつぶして唐辛子などと混ぜてスパイシーなチョコレートとして食していたそう。
参考記事:チョコレートはかつて媚薬だった!?4000年の甘~い歴史と3大発明
インドでは儀式に使われていた媚薬
パウダー状にしたナツメグには幻覚を引き起こしたり気分が変化したり意識を失ったりといった効果があると言われています。
インドをはじめとする南アジア地域では、11世紀頃からこのナツメグの効果とメースを宗教儀式や媚薬として使用した歴史があるようです。
相手の思考能力を下げたりいわゆる催眠状態にするために利用されていたようですね。
参考記事:歴史に見る世界の香りの媚薬と効果
クレオパトラが政治的交渉に使った魅惑の香りは媚薬?
クレオパトラは全身にジャスミンとサンダルウッド、フランキンセンスやローズを使用して政治的交渉をしたと言われています。
これらはほとんど異性に効果のあるホルモン・フェロモンやリラックス効果などがあることが分かっており、科学的に媚薬効果が判明している成分です。
科学的な研究ができない時代にこれらの媚薬効果を使って相手をコントロールしようとしていたということは、その媚薬効果を実感できていたということかもしれませんね。
楊貴妃が愛した麝香には媚薬としての効果もあった
西暦700年代に生きていたとされる絶世の美女、楊貴妃は麝香を体全体に塗り込んでいたといわれています。
麝香はジャコウジカの雄の腹部にある性腺香嚢を乾燥した香料ですが、もともとは漢方薬として使われていて、
- 強心作用
- 興奮作用
などがあると言われています。
また、麝香の香りは女性のワキの匂いに似ていて、男性が興奮すると言われていることから媚薬として扱われていることがあります。
参考記事:楊貴妃が愛した香り「麝(じゃ)香」 / なぜ麝香が媚薬と言われているのか
古代に惚れ薬といわれていた魔法の媚薬は材料の入手が難しい
はるか昔、太古の時代に惚れ薬の材料として考えられていたものが以下です。
- サイの角
- ツバメの舌
- ドラゴンの血
- ベラドンナ
- マンドレーク
このように手に入れるのが難しい材料が入っているということは、はるか昔から人のコントロールするほどの媚薬は魔法の薬として考えられていたことが分かります。
とはいえ、先ほどの項目でも説明してように地域によっては媚薬の催淫効果を利用して宗教儀式や政治的交渉として使われていたのも事実なので、
- 自分に好意のない相手を惚れさせることは難しい
- 性欲を向上させることはできる
- 相手を催眠状態だったり思考能力を下げることはできる
といった使い方をしていたという答えが近いのかと思います。
現代人に効果が薄いのは刺激に慣れているから?
古代では媚薬として使われていたチョコレートなどは現代では多くの人が日常で口にしている食べ物です。
でも、チョコを食べたからといって発情している人なんて見かけませんよね?
ではチョコが媚薬として使われていたのは嘘だったのかというと、一説では現代人は刺激に慣れたために効き目が薄くなっていると考えられているようです。
言われてみれば納得で、薬なども飲み続ければ耐性ができて効き目が薄くなってきます。
それと同じで昔は媚薬として効果のあった成分も、現代では慣れたせいで効かなくなっているものがあるというわけです。
逆に考えれば、人類が日常的に取り入れている成分でなければ、まだまだ媚薬として効果があるものが見つかる可能性があるということになります。
自然にあるものでもじつは〇〇に効果があった!というのはよく聞く話なので、期待してよいのではないでしょうか。
現代にも伝わる民間伝承薬としての媚薬
民間の伝承薬は医薬品ではないものの、経験則などによって有効成分があるとされている薬のことです。
特定の地域だけの言い伝えのようなものだけではなくて、漢方や生薬なども民間伝承薬にあたります。
例えば楊貴妃が愛した麝香(じゃこう)も、もともとは精力増強として漢方で使われていたものです。
また、鹿の角は漢方で精力を高めるために使われている材料ですが、精力を増強させる効果を持つアルギニンが多いことが特徴で、精力サプリなどでもアルギニン入りの製品は多く販売されています。
このように民間伝承薬にも、媚薬としての効果を期待できるものがたくさんあります。
媚薬の歴史のまとめ
媚薬は太古から世界各地に存在したことが様々な文献や古典から分かっています。
いつの時代も異性を思い通りにしたい、意中の相手を自分に惚れさせたいというのは万国共通の欲望なのですね。
もっとも自分に興味のない相手を問答無用で自分に惚れさせるほど強力な媚薬は、長い歴史でも発見されていたか分かりませんが、
- 性欲を向上させたり
- 膣の濡れを促進させたり
- 勃起をより強力にさせたり
- フェロモンの効果で自分をアピールできたり
というレベルであれば古くから実用化されています。
いまの媚薬はそこからさらに改良されているので、効果は十分に実感できると思います。
興味があればぜひお試しくださいね。
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